車のカタログ燃費と実燃費の差

車のカタログ燃費と実燃費の差

三菱自動車の燃費測定方法に国が指定した方法
ではなく社内での独自方法を使っての測定を長年
実施し、その値を燃費として発表してきた事件が
大きく報道されています。
三菱自動車の燃費不正は測定データの改ざんの
問題だけではなく、車種によっては実験すらして
いなかったことも明るみに出ていると共に、これに
関連した社員の証言が2004年に出てるのに何も
対策を講じなかったことは企業としてあるべき姿
からはほど遠いものです。

車の燃費についてはカタログ燃費と実燃費の差が
大きいというのは昔から知られている事実で、その
差を出来るだけ少なくしようとして測定方法が過去
に何度か修正されています。

実燃費はカタログ燃費より悪い数字になるのは
周知の事実で、ユーザーはカタログ燃費を実際に
確認する方法がないので、バレル事が無いとの
思いがあったのでしょうか。

実燃費はご存じの様に、タイヤの種類と摩耗具合、
走行する道路の表面状態、上り坂、曲がり角、
信号での停止、急な加速と急停車、乗っている人
と荷物の重さなどで大きく変わります。
人を待っている時のアイドリングストップ、急発進、
信号での急停車、車への不要な荷物の搭載など
で気を付ける事により実燃費を改善できます。

車メーカーのカタログ燃費は三菱自動車のような
不正データで燃費を水増しするのではなく、技術
で改善する事が必要であるとともに、ユーザーで
ある我々は車のコンディション、車の運転方法で
注意して実燃費を改善し、地球環境への貢献を
するべきですね。